べび~まキッズ の ブログ

相模原市清新のベビーマッサージ・キッズマッサージの教室です♪

厚木でのおはなし

今日は、厚木市子育て支援センター

ベビーマッサージのクラスを担当してきました。

いつも、こちらでは15組のママさんと赤ちゃんとで、

ベビマを行います。

今日も(こちらのクラスはいつも大人気なので)

抽選に当たった方々と無事にベビマのひとときを終えて、

事務所に戻ったときのおはなしです。

 

今日はスタッフとしてもお部屋に一緒にいて下さっていた、

大好きなN先生。

少しお時間いいですか?との前置きから、

こんなお話をしました。

「近年、ママたちの愛情が父性化しているように感じるんです。」

(はい!同感です。)

お話はこのような内容。

本来、乳幼児期の愛情は、包み込むような、存在を認められるような

「母性の愛情」を土台にして、その上に、

社会性、協調性などを助長する「父性の愛」が築かれる。

愛着形成を考える上では、乳幼児期は、心の大切な発達時期。

でも、最近のお母さん方は、乳幼児期でも、

父性(社会性)を感じさせる声かけ、接し方をする方が

少なくない、というものでした。

 

私も、講座の中で、

「女性脳」と「男性脳」の違いについて

お話をすることがあります。

 

ここでいう、女性脳とは、

共感することに価値を見いだす、

女性特有と言われる考え方をすること。

 

男性脳とは、

問題に立ち向かい、解決することに価値を見いだす、

男性に多いといわれる考え方をすること。

 

昨今の女性たちは、社会で男性と同等の仕事をすることを求められ、

問題解決をすることで成果を上げて、産休ギリギリまで働いて

そして育休に突入します。

なので、この男性脳の状態のまま、育児に入ることが多いように感じてきました。

でも、育児って、問題解決の原因をさぐろうにも、

赤ちゃんはおしゃべりしてくれないし、

わからないことだらけだし・・・で、

ストレスを抱える方がとても多いのでは、と思っています。

だから、意識して、女性脳=共感する、感じる、を使って、

五感を使って感じる育児をしてみてください、

とお伝えしたりしていました。

 

N先生曰く、

「母性の大切さを訴えている専門家の先生は、

いまとても少ない。

それを訴えてしまうと、お母さん方のストレスを助長してしまうらしい。」

そうなんですね。なるほど・・。

(一貫して母性の大切さを訴えている

佐々木正美先生の著書は、私もこころを動かされたことを思いだしました。)

乳幼児期のお子さんにとって、

母性は、どうあがいても大事に思います。

本当にそう思う。

(念のため、母性は、母親だけが与えられるものではありません)

 

そして、今のご時世、

母親であることの大変さばかりがネットやマスコミに取り上げられて

フィーチャーされていて、

心地よかったり、気持ちよかったりの情報が少ないようにも思います。

ベビーマッサージをすることで、

ここを伝えたいと願っております!)

 

話が脱線してしまいました。

N先生はこうおっしゃっていました。

「だから、

私たち、子育て支援センターは、

お母さん方の手を取って、腕を組んで、

一緒に歩み、お母さん方に共感することを大切にしているんです。

お母さんたちの「実家」であるように

この場に居るんです。居続けるの。」

 

・・・あーーー、やられました・・・。

このお言葉に。

 

お母さんたちの「実家」であり続けること。

 

素晴らしい「在り方」です。

 

こちらの支援センターの先生方は、みなさん、

とて素晴らしい視点を携えて行動していらっしゃいます。

 

私も、長男を育てていたときに、

こんな支援を受けてみたかったなぁ。

 

息子の育児で大変だった時に、ある人に、

「お子さんが一番大変なんだから・・」と言われてしまって、

確かにそうなんだけど、

その言葉に深く傷ついたことを思い出しました。

「じゃ、わたしはどうなるの???」って心で叫んでた。

もう傷つきたくなくて、

人に相談することも減ったと思う。

 

その時の私にN先生の声を届けたい。

ちゃんと、居るんだよ、居たんだよ、

こういう信頼できる人も、って。

 

私も、そんな存在になりたいなぁ。